
市場が縮小する中、キリンビールだけが大きくシェアを落とした=東京都内のスーパー【拡大】
市場全体で2年ぶりに出荷がプラスに転じたビールでも、キリンは劣勢だった。昨年9月に発売した「ザ・モルツ」が堅調なサントリーや、「黒ラベル」が好調なサッポロがビールの出荷を増やした。アサヒは糖質50%オフの「ザ・ドリーム」を3月に発売し、てこ入れを図る。
一方、キリンは47都道府県で味が違う「一番搾り」を5月から順次発売するが、1~6月期のビール出荷は2.2%減と効果は限定的だ。今後の酒税見直しで減税される可能性が高いビールは各社が販売を強化しており、ここでの勝敗が今後のシェア争いを左右するのは必至だ。