東芝が水素燃料の製造装置開発 1時間でFCV2台分

2016.7.14 17:28

 東芝は14日、1時間で燃燃料電池車(FCV)2台分の燃料にあたる水素を製造できるアルカリ水電解式の水素製造装置を開発したと発表した。同社の調べでは、アルカリ水電解式で国内最大の水素製造能力があるという。今年度中にも水素ステーションを取り扱う事業者向けに販売する。

 アルカリ水電解式の水素製造装置は電極基材に貴金属を使用していないため、他方式よりも低コストで大型化できる特徴を持つ。東芝は自社の整流器や水素精製技術を水電解技術と組み合わせることで、装置を大型化しても全体のエネルギー効率を低コストに抑えられることに成功した。

 今後は環境省からの委託事業で同装置を使った実証実験を行い、今年度中に実用を目指す。国内外で水素を燃料とした電池やFCVなどの活用が見込まれており、東芝は同装置の販売を拡大したい考えだ。価格は量産段階で2億円を想定している。

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