さらに、通常と違う動きをAIを活用してリアルタイムで読み取り、オペレーターに伝えて故障を事前に予測する故障検知も始める。AIで故障を予測する技術についてはすでに2、3年前から確立されており、今後、実証実験も行った上で、クボタでは、4、5年後の実用化を目指している。NTTの担当者は「インフラの故障予測は、故障の直前のメンテナンスだけですむため人件費の削減につながる」と効果を説明する。
一方、雨量予測については、ビッグデータを元にしたAI分析により3日後の1キロ四方の地点というミクロな天気予報を提供できるNTTグループの気象情報会社が、河川の雨量や水位などの予測情報をクラウドを使って提供する。
また、音声認識は、電車の通るガード下と同程度の騒音下でも音声の送受信が可能なマイク技術や、日本語の会話の9割を正確に文字に変換できる技術を活用。送風機などの稼働音で騒音下の作業を強いられる水プラント設備の点検の際に、ガイダンスに従って高性能マイクに話すだけで、設備の稼働状況が文章化されデータベースになるという。雨量予測や音声認識の活用は、すでにNTTにより技術が確立されているため、実証実験も1年程度で済む予定で、18年にはサービス提供を始める見込みだ。