これに対しローソンは海外展開がやや遅れていた。日本勢として先鞭(せんべん)をつけた上海市を中心とする中国市場は、海外事業の鍵となる。同社は内陸部の重慶市や東北地方の大連市などへの出店も増やし、地歩を固める考えだ。
ただ、現地企業との協業には課題も残る。ファミリーマートは2014年、規制強化などを理由に韓国での合弁契約を解消し、現地の約7900店が相手先ブランドになった。
一方、ローソンは当初、合弁方式で中国市場に進出したが、12年に100%子会社の現地法人を設立し、各地域への進出を統括する方式に切り替えた。品ぞろえやサービスなどを重視したためだ。地域の規制に対処しつつ、商品の質やサービスを向上するか。各社の試行錯誤は続きそうだ。(上海 永田岳彦)