エッジコンピューティングを活用すれば、工作機械などと近い距離でネットワークが配置されるため、通信遅延をなくし、データをリアルタイムに分散処理できる。ファナックの稲葉善治会長は同日開いた会見で「NTTのエッジ技術はフィールドシステムの魅力を高められる」と大きな期待を示した。
現在、工場向けの情報基盤は米ゼネラル・エレクトリック(GE)の「プレディクス」や米IBMの「ブルーミックス」などがあるが、いずれもクラウドサービスがベースとなっており、ファナックはNTTとの協業で差別化を図れそうだ。
また、今回の協業ではNTTだけでなく、NTTコミュニケーションズと情報基盤の構築・運用で、NTTデータとアプリ開発で協業する。
ファナックは8月にフィールドシステムの仕様を公開する予定。現在、200社前後のパートナーが参加しているという。情報基盤のコア技術はNTTグループの参画でそろったため、今後はアプリ開発のパートナーを増やす方針だ。稲葉会長は「工作機械やロボットにどれだけ接続できるかだが、数千億円規模になる」との見通しを示した。