【開発物語】アサヒビール、缶チューハイ「アサヒもぎたて」(2-2) (1/4ページ)

2016.8.1 05:00

「アサヒもぎたて」の開発に携わったメンバー。左から波多野稔子さん、宮广朋美さん、和田華奈子さん=茨城県守谷市
「アサヒもぎたて」の開発に携わったメンバー。左から波多野稔子さん、宮广朋美さん、和田華奈子さん=茨城県守谷市【拡大】

  • 「アサヒもぎたて」の出荷作業に追われる吹田工場の社員=大阪府吹田市
  • 缶チューハイの販売は右肩上がりで成長している=東京都内のスーパーマーケット

 ≪TEAM≫

 ■果物を何度も食べ、本物らしさ追求

 「アサヒもぎたて」の開発プロジェクトを中心となって進めてきた宮广朋美さんは、RTDの開発担当として「カクテルパートナー」や「カルピスサワー」など数々のヒット商品を手掛けた。こうした功績が評価され、社運をかけた大型商品の開発責任者として白羽の矢が立った。上司から「そろそろホームランを狙ってみないか」と打診された際、尻込むどころか「やっとチャンスがめぐってきた」と強心臓ぶりをみせる。

 「アサヒもぎたて」のブレークで、アサヒビールの頼れる“スラッガー”となりつつある宮广さんだが、開発中は眠れぬ夜もあったという。パッケージのデザインをめぐり、開発期間の終盤にさしかかった時期にもかかわらず異例ともいえる社内コンペが実施された。会社的には大型商品だけに失敗は許されないとの考えからだが、ゼロから開発に携わった宮广さんの心中は複雑だったはずだ。最終的には宮广さんらが手掛けたデザインが採用されたが、「ちょうどこの時期に開発担当から外される夢を見ました」と明かす。

 開発の中心になったのは宮广さんだが、強力なサポートメンバーもいた。もぎたての味の決め手といっても過言ではない果汁などの開発を担当した酒類開発研究所開発第二部の和田華奈子さんと波多野稔子さんだ。発売前に作った試作品の数は通常の3~4倍の約500にものぼったというだけに、和田さん、波多野さんら研究所のメンバーの苦労は想像に難くない。

 レモンを担当した和田さんは、宮广さんと同期入社で気心を知った頼れる存在だ。グレープフルーツとぶどうを担当した波多野さんはよりリアルな果実感を再現するため、「実際にグレープフルーツとぶどうを何度も食べ、本物の果物らしい味や香りは何かと追求した」という。息抜きもかねて、首都圏でおいしいチューハイが飲めると評判の居酒屋にも足繁く通った。

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