【リーダーの素顔】日本郵政 国際経験生かし選択と集中に意欲 (2/3ページ)

2016.8.8 05:00

日本興業銀行時代、中国の大型炭田開発プロジェクトの調印式に臨むため北京を訪れた長門正貢社長=1986年(本人提供)
日本興業銀行時代、中国の大型炭田開発プロジェクトの調印式に臨むため北京を訪れた長門正貢社長=1986年(本人提供)【拡大】

 --副社長を務めた富士重工業は近年業績を伸ばしている

 「『長門さんが辞めたらスバルは良くなった』と、みずほ銀の後輩に冗談で言われるんですが、今も会食する吉永泰之社長には『俺たちが種をまいたんだ』と胸を張っていますよ。経営戦略の方向性は森(郁夫前社長)、長門の時代におおよそ決まったと思っています。米国でもうけていかないと会社が死ぬぞということで米国に特化し、『スバル360』で大成功した軽自動車から撤退するという決断をしました」

 --日本郵政のトップとして経験をどう生かすのか

 「金融業界での経験が長かったので、事業が今、どういう方向を向いていて、これからどちらに向かえば収益が上がるかを示すことができると思います。それから、富士重での経験も大きかったです。当たり前のことを当たり前にやれば、会社は絶対に良くなるという確信を得られました。郵政グループで選択と集中は簡単ではないですが、矛盾しない経費カットの仕方はあると思います。そこは経験を参考にしていきたい」(大坪玲央)

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【プロフィル】長門正貢

 ながと・まさつぐ 一橋大社会卒。1972年日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。76年米フレッチャー法律外交大学院で国際関係論修士号を取得。興銀常務執行役員、みずほ銀常務執行役員、富士重工業副社長などを経て2015年5月にゆうちょ銀社長。16年4月から現職。67歳。東京都出身。

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