日産、新ガソリンエンジン来年投入 高馬力ながらディーゼル並みの燃費性能 (1/2ページ)

2016.8.15 07:15

日産が新エンジンを搭載する予定のインフィニティ「QX50」の2016年モデル(AP)
日産が新エンジンを搭載する予定のインフィニティ「QX50」の2016年モデル(AP)【拡大】

 日産自動車が、高馬力ながらディーゼル車並みに燃費の良いガソリンエンジンを来年投入することが14日、分かった。海外向け高級車ブランド「インフィニティ」のスポーツ用多目的車(SUV)「QX50」に搭載する。10月にフランスで開かれる「パリモーターショー」で新技術を公開する。

 開発したのは、走行状態によって気筒に入る混合気の圧縮比を変化させる「VCエンジン」。高速走行時などは気筒内の容積に対し、混合気を14分の1まで圧縮する。従来のガソリン車は最高10分の1程度だが、燃焼効率を上げて燃費を改善する。

 一方、圧縮比を8分の1まで抑えることもできる。ターボ(過給器)を組み合わせて加速性能を上げつつ、高度に圧縮比を制御することで、異常燃焼(ノッキング)や振動を防ぐことを可能にした。

排気量は2リットルで、出力は270馬力になる見込み

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