
北海道の新千歳空港に着陸した国産初のジェット旅客機MRJ=18日午前【拡大】
三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進める国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が18日、北海道の新千歳空港に着陸した。月内に予定している米国に向けた飛行の準備の一環で、北海道に飛来するのは初めて。
18日午前9時15分ごろ、拠点とする愛知県営名古屋空港を離陸したMRJの試験1号機が日本海側を飛行し、午前11時ごろ、新千歳空港に着陸した。
三菱航空機はMRJの実用化に向け、環境が整った米国を主要拠点として飛行試験を進める計画。8月中に名古屋空港を離陸し、ロシアなどを経由して米ワシントン州モーゼスレイクの空港に着陸する方向で調整している。
米国に飛行する際、新千歳空港は経由地の一つとなる見通しだ。今回はMRJが着陸後に給油や整備ができる状況かどうか確認する目的という。