三菱電機は23日、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品「FZ」「Z」シリーズ計18機種を10月下旬から順次発売すると発表した。赤外線センサーなどを活用して室内の大人と子供を識別し、それぞれの温度感覚に応じて送風するなど快適性を高め、買い替え需要などに対応したい考えだ。
一般的に大人にとって快適とされる室内温度25度を子供は暑いと感じるなど、大人と子供では温度感覚が異なる。
新製品は大人と子供を識別し、左右に配置された高効率プロペラファンを使って、同じ室内で、足元に最大約5度の差がある温度空間をつくることができる。
また、センサーが人間の体感温度を判断し、これを保つために送風、冷房の運転を自動で切り替えたり、室温28度以上の高温時には冷房運転、室温10度以下の低温時には暖房運転を自動で開始したりすることも可能。
想定価格(税別)は「FZ」が32万8000~44万8000円、「Z」が21万8000~39万8000円。