日本メーカーが義足開発強化、JSRは3Dプリンター活用 (2/2ページ)

2016.8.29 20:27

JSRがSHCデザインと開発した義足は3Dプリンターを使うことでコストを下げた
JSRがSHCデザインと開発した義足は3Dプリンターを使うことでコストを下げた【拡大】

 ミズノは、福祉機器を開発・販売する今仙技術研究所(岐阜県各務原市)と10月から主要パーツの「板バネ」を販売。これとは別に義足用スパイクも開発しており、パラリンピックの陸上男子走り幅跳びに出場する山本篤選手に提供する。

 ソニー系ベンチャーのサイボーグ(東京都渋谷区)も、板バネの素材に炭素繊維を使い、強度や走行性能を高めた義足を、ソニーコンピュータサイエンス研究所や東レと製品化。男子400メートルリレーの佐藤圭太選手に提供する。

 競技用では、三菱ケミカルホールディングス(HD)傘下の地球快適化インスティテュート(東京都千代田区)も2020(平成32)年の東京大会に向け開発を進めている。

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