歴代クラウン、代官山に集結　初代から７代目まで

　トヨタ自動車は２９日、高級車「クラウン」の初代から７代目までのレストア（復元）車両約５０台を一堂に展示するイベントを東京・代官山で開いた。ＣＭに出演する俳優の豊川悦司さんは初代モデルを運転し、「トヨタのクルマづくり、技術力に心が震えた」と語った。

　クラウンは純国産高級車として１９５５年に発売、最新モデルは１４代目になる。トヨタは昨年の発売６０年を記念し、全国の販売店が愛好家から集めた旧モデルをレストアする活動を始めた。

　活動の集大成として２２台が２５日に生産拠点の元町工場（愛知県）を出発し、代官山まで約４３０キロを走り抜く挑戦を実施。２９日にゴールした参加者は「クラウンの堅牢（けんろう）さを見せつけた」と胸を張った。