訪日医療ツーリズム「最高級」提供 オーダーメードで1人数百万円 (3/4ページ)

日本旅行などが中国・上海で開催した医療ツーリズムの説明会
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 このため、現地からの問い合わせに対する病院の紹介、セカンドオピニオンの取り次ぎ、医療滞在ビザなど医療渡航に関する情報提供から、医療サービスを受けた後のフォローまでトータルで応えるという。

 こうしたサービスを提供する医療渡航支援企業の存在は、受け入れる病院にとっても大きい。聖路加国際病院の原茂順一・人事課マネジャーは「外国人患者の受け入れは煩雑で、見積もりも面倒。問い合わせから治療に至る割合は10~15%と打率は低い。支援企業に任せると100%になる。患者の医療情報も欲しいものを持って来てくれる」と評価する。手間いらずで治療に専念できるうえ、商品づくりなどの相談にも応じてくれるという。

 渡航支援・受け入れ態勢まだ不十分

 医療周辺だけでなく、来日する医療渡航者が不安に感じるのが言葉の問題だ。来日から帰国までの生活にも不安がある。だからこそ政府は、医療渡航支援企業を認定して医療渡航者の懸念の払拭に努めている。

その一社が日本エマージェンシーアシスタンスで、空港への送迎から…