来年4月の経営統合を予定する石油元売り最大手のJXホールディングス(HD)と3位の東燃ゼネラル石油は31日、統合に向け本契約を結ぶ。締結後発表する新体制では、新たに発足する持ち株会社の社長にJXHDの内田幸雄社長(65)、副社長に東燃ゼネの武藤潤社長(57)をそれぞれ充てる見通し。JXHDと東燃ゼネは経営統合することで昨年12月に基本合意していた。新会社でも現在の両トップが主導して経営を軌道に乗せる方針だ。
31日にそれぞれ取締役会を開き、最終合意する。新社名は「JXTGホールディングス」とする方向。公正取引委員会による独占禁止法に基づく審査を得たうえで、12月にも臨時株主総会を開き、株主から経営統合の承認を得る予定だ。
JXは「エネオス」、東燃ゼネは「ゼネラル」「エッソ」「モービル」のブランドで、計約1万4000カ所の給油所を展開する。当面は4つのブランドを維持する。直近の連結決算の売上高を単純合計すると11兆円を超える規模になる。
国内のガソリン需要は少子高齢化やエコカーの普及で減少傾向にある。
石油元売りの再編をめぐっては、2位の出光興産と5位の昭和シェル石油も合併することで昨年11月に基本合意したが、大株主の出光創業家が反対を表明したことで先行きを見通せない状況になっている。