化粧品業界、爆買い減少で売り場改革急ぐ 営業再強化、海外進出も加速 (2/3ページ)

8月24日に刷新した「SHISEIDO」の売り場=東京都中央区の銀座三越
8月24日に刷新した「SHISEIDO」の売り場=東京都中央区の銀座三越【拡大】

  • コーセーが展開する「雪肌精」の売り場は「和」を前面に打ち出した=大阪市阿倍野区の「あべのハルカス近鉄本店」

 同社は今年3月の「新宿小田急」(東京都)を皮切りに一連の売り場刷新を実施。海外を含めると銀座三越が13店舗目となる。刷新の効果で、新宿小田急の店舗では20~30代の新規顧客が前年に比べて1割増えているといい、「今後は世界で約800ある店舗の大半を切り替えたい」と話す。

 「寄り添う接客」を目指しているのは同社だけではない。今月中旬に新ブランド「KANEBO」を立ち上げるカネボウ化粧品は、ブランド立ち上げに先立ち、8月に大阪の「あべのハルカス近鉄本店」などで売り場を開設。従来型の対面カウンターだけでなく、資生堂同様に商品を並べたスペースも確保し、立ち話をしながらカウンセリングを受けられるようにした。

 「親しみやすい、顧客に長く使ってもらえるブランド」にマッチした売り場を目指した。今後に展開する海外でも採用する方針だ。

「日本メーカーらしさ」を追求しているのは、美白化粧品「雪肌精」を展開するコーセー