(1)日常業務管理の改善
このキーワードの第1位は業務の中断である。改善を必要としている企業の特徴とも言える。この実態はどの階層にも共通で、突然声が掛かり「これやって! あれやって! これコピーして!…」-。相手の状況など構わず、作業が中断される。午前中に30分程度で終わる予定が終わらないといった例は多い。
この原因は業務の役割と分担があいまい、業務量の公平な分配ができていない、業務が属人的で「見えない」「測れない」「改善できない」で、この解消がまず必要であることを表している。
(2)情報管理の改善
このキーワードは、ホワイトカラーにおける、組織三者の情報共有化、リアルに活用できる管理点(プロセス・リスク・改善・スキル目標・チャンピオン工数・ランクなど)が入った電子マニュアル化、「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)」などなどの「シンプル化」と「対話」である。
◆しばしば無管理状態
この事実はホワイトカラーの「人」と「仕組み」に視点が当たらず、「無管理状態」となっている企業が多いことを表している。