右肩上がりのワイン市場 サントリーは肉専用の「黒」、ハウスは“宅飲み” (3/3ページ)


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  • サントリーが発売している肉料理専用のワイン「CARNIVOR(カーニヴォ)」を楽しむ人たち=大阪市北区のエイジングハウス1795堂島店(南雲都撮影)

 簡単におつまみ

 低価格ワインの普及により、家庭でも気軽にワインを飲む人が増えている。

 ハウス食品はワインの“宅飲み”需要を取り込もうと26年8月から、ワインに合う「おつまみ」を家庭で簡単に調理することができるスパイス「スパイスクッキング バルメニュー」シリーズを販売している。

 「アンチョビキャベツ」「アヒージョ」など10種類で販売を開始し、現在は17種類を展開。想定価格はいずれも4人分で120円程度と、低価格ワインに合わせ、買い求めやすい値段に設定しているのが特徴だ。

 今年4~6月の販売は前年同期を40%以上上回っているといい、ハウス食品の担当者は「ワイン関連の商品は成長分野。販売拡大に向け、商品群を拡充させてたい」と意気込んでいる。