二極化する首都圏マンション 高額物件は好調も…世田谷・杉並エリアは苦戦 (1/3ページ)

住友不動産が販売する「ガーデンヒルズ四ツ谷迎賓の森」。富裕層をターゲットとした高額物件は好調を持続している=東京都新宿区
住友不動産が販売する「ガーデンヒルズ四ツ谷迎賓の森」。富裕層をターゲットとした高額物件は好調を持続している=東京都新宿区【拡大】

 都心部は堅調だが郊外は苦戦。そんな二元論でくくられていた首都圏マンション市場に変化が表れ始めた。東京都港区などの富裕層をターゲットとした高額物件は好調を持続しているのに対し、世田谷や杉並といった人気エリアで苦戦を強いられるケースが出てきたからだ。郊外でも、周辺の環境整備により「住みやすい街」としてニーズが高まるケースもある。

 ここ数年の首都圏マンション市場の主役は、希少性が高い土地に建つ高額物件だ。

 全35戸の販売価格が2億円を超え、最大で10億円超の住戸もある「プラウド六本木」(東京都港区)。これまでに22戸で契約が決まった。一般住戸の顧客の平均年収は5000万円。野村不動産ホールディングスの山本成幸執行役員は「3億円までの物件はスピード感をもって売れている」と話す。

 目の前に赤坂御用地の緑が広がる住友不動産の「ガーデンヒルズ四ツ谷 迎賓の森」(新宿区)。最も高価な住戸の3.3平方メートル当たりの単価は1000万円を超えるが、139戸の販売戸数に対して4500件の問い合わせがあった。

しかし、東京都区部では変調が鮮明になっている