4次元CT画像で腫瘍の場所を正確に推定 東芝と量研機構、重粒子線がん治療に光明

2016.9.26 17:04

 東芝と国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構は26日、重粒子線がん治療装置向けの腫瘍追跡技術を開発したと発表した。コンピューターによる画像の学習技術を活用することで、体内に金属マーカーを埋め込まず、誤差1ミリ程度の精度で腫瘍位置を追跡できる。東芝は来年度にも新技術を搭載したシステムの製品化を目指す。

 重粒子線を使った肺がん治療は呼吸の動きに合わせて、患部に治療ビームを照射し、正常な部位への影響を避ける必要がある。

 これまではX線透視装置を使って、患部付近に埋め込んだマーカーを目印に腫瘍を捉える方法と、マーカーを使わず、患者の体表面の動きをセンサーで監視して吸気時にビームを照射する方法があった。

 マーカーを活用する場合は患者への負荷が大きく、活用しない場合は高精度で腫瘍を捉えにくいという課題があった。

 東芝と量研機構が開発した技術は、まず治療前に患者を撮影した立体CT画像に時間の経過を加えた4次元CTシミュレーション画像を作成。腫瘍のある場所とない場所を分け、コンピューターに学習させる。治療時には、コンピューターが実際のX線透視画像を使い、どの場所に腫瘍があるかを推測する。これにより、金属マーカーを患者の体に埋め込まず、高い精度で腫瘍を特定できるという。

 東芝はがん細胞をピンポイントで攻撃し、患者の体への負担が軽い重粒子線がん治療装置の販売拡大を目指しており、新技術の投入で弾みをつけたい考えだ。

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