東レ子会社の東レ・メディカル(東京都中央区)は4日、女性用ストッキングなどの製造販売を手掛ける東光(徳島市)と協業し、医療用ストッキング「ココフィー・プラス」を今月から販売すると発表した。主にリンパ浮腫(むくみ)の患者が圧迫療法を受ける際に着る弾性ストッキングで、ストレッチ性のあるポリウレタン繊維など、東レグループの素材を組み合わせて、着用のしやすさや自然な見た目を実現。日本人の体形にも合わせた。価格(税別)は8600~2万1300円で、高額療養費制度が適用される場合は3割負担で済む。日本では女性のがん治療に伴うリンパ浮腫が多く、15万人以上の患者がいると推定されている。新商品は、2016年度に1万着の販売を目指す。