
2016年のCEOFORONEMONTHに選ばれた女性とともに撮影に応じるアラン・ドゥアズ氏(左)【拡大】
そのためには、労働市場が求めるスキルを磨くことができるような体制を構築することが必要だ。アデコグループは15年以降、Adecco WAY TO WORKの一環として世界各地で5000人超の若者にインターンシップや職業実習の機会を、約80人に対してCEO FOR ONE MONTHの機会をそれぞれ提供した。
ドゥアズ氏は「現状のプロジェクトをさらに改善したい。将来は、CEO FOR ONE MONTHへの応募者を25万人規模まで増やしたい」と意気込む。アデコグループの若者就業支援活動はさらなる高みを目指している。(鈴木正行)
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≪企業NOW≫
■ビジネス最前線で学ぶ大切さ伝える
アデコグループが実施するプロジェクト「Adecco WAY TO WORK」は、若者にビジネスの最前線で学ぶことの大切さを伝えている。若者に最高経営責任者(CEO)の仕事を体験させ、自身で考え、決断する場を提供していることに意義がある。
2015年の「CEO FOR ONE MONTH」では、日本代表の久乗亜由美さん(当時22歳)が受賞し、アラン・ドゥアズCEOから直接指導を受けた。海外メディアの取材対応やビジネスプランの立案、タイの大学での講演、ベルギーでは1000人の聴衆を前にスピーチをした。
今年は、国内約1800人の応募者の中から「予選」を勝ち抜き、大学3年、弘田百合子さん(20)が日本代表に選ばれた。弘田さんは「就職活動に不安を抱いていた。プロジェクトを通じて、会社が社会をどのように変えているのかを知りたかった」と応募の動機を語る。