
業務提携の検討開始を受け会見するトヨタ自動車の豊田章男社長とスズキの鈴木修会長(右)=12日、東京都文京区(桐山弘太撮影)【拡大】
一方、スズキは軽市場でダイハツ工業に次ぐ2位。海外では他社に先駆けてインドに参入し、同国乗用車市場でシェア4割を占め首位に立つ。だが、HVなどの環境対応車や、自動運転技術の開発では出遅れている。21年から資本・業務提携していたVWとは経営権をめぐる思惑の違いから今年2月に関係を解消し、巨額の投資負担を軽減するため次の提携先探しを進めていたとみられる。
ただ、軽市場ではトヨタが8月に完全子会社化したダイハツと、スズキのシェアが合計で約6割を占める。豊田社長は「独占禁止法の観点も踏まえ、検討していく」と話した。スズキは提携で大きな経営課題に一定のめど付くが、鈴木会長は「一段落とは考えていない」と退任を否定した。
自動車業界では、ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)とFCVの開発で提携。マツダも昨年5月にトヨタと業務提携で基本合意するなど合従連衡が相次いでいる。