VR端末の“本命”が業界活性化 応用範囲広く商機創出、生活スタイルに変化も (1/2ページ)

2016.10.14 06:25

プレイステーションVRを体験する女性=13日午前、東京・銀座
プレイステーションVRを体験する女性=13日午前、東京・銀座【拡大】

  • プレイステーションVRを買い求める人ら=13日午前、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(山田哲司撮影)
  • 発売されたプレイステーションVR。買い求めた男性が装着してくれた=13日午前、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(山田哲司撮影)
  • プレイステーションVRを買い求める人ら=13日午前、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(山田哲司撮影)
  • プレイステーションVRを体験する女性=13日午前、東京・銀座

 ソニーが発売した「プレイステーション(PS)VR」は、仮想現実(VR)を楽しめる端末の“本命”として注目されている。実際はそこにない空間に入り込んだような体験ができるVRはゲームとの親和性が高く、業界を活性化させそうだ。ゲーム以外の幅広い分野でもビジネスチャンスが生まれ、多くの人のライフスタイルを変える可能性を秘めている。

 PSVRが本命視されるのは、世界で4000万台以上普及している家庭用ゲーム機「PS4」の利用者が自宅で手軽にVRを楽しめるからだ。高性能の端末は、米フェイスブック傘下のオキュラスなども販売しているが、10万円以上のパソコンにつながないと十分に機能を発揮できないうえ、端末も高価だ。

 また、PSVRにはカプコンの人気シリーズ「バイオハザード」の新作など、優良なコンテンツが多く投入される見通し。VRにはコンサート中継などの用途もあるが、同社の辻本春弘社長は「インタラクティブ(相互作用)が重要で、最も有望なのはゲームだ」と強調する。

 任天堂は来年3月に新型ゲーム機「NX」を発売する予定だ。スマートフォン向けゲームの存在感が高まっていたが、PSVRの発売で、家庭用ゲーム機への注目度が再び高まる可能性もある。

VRで注目されるのは、応用範囲の広さ

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