【三菱自、新体制】会長に就くゴーン氏、不正繰り返す企業風土変革できるか (2/2ページ)

2016.10.20 21:54

会見に臨む、三菱自動車の会長就任が決まった日産自動車のカルロス・ゴーン社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)
会見に臨む、三菱自動車の会長就任が決まった日産自動車のカルロス・ゴーン社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)【拡大】

 三菱自についてもこの日、得意とするプラグインハイブリッド車(PHV)技術を、日産や提携先の仏ルノーと共用する方針を明らかにした。共同購買なども進めて29年度は売上高営業利益率を1%、30年度は2%向上すると試算した。

 ゴーン氏は「開発投資が減り、部品も共通化できる。(調達拡大で)部品メーカーに値下げも要請できる」と強調する。市場もゴーン氏の会長就任を評価し、三菱自株の20日終値は前日比14円高の536円に上昇し、就任報道が出た19日から連騰した。

 ただ、ゴーン氏は日産やルノーは執行役を担う最高経営責任者(CEO)も務めるが、三菱自では会長職のみに就く。「ルノーや日産とは役割が違う。経営責任はCEO(益子社長)にある」と経営陣に一定の配慮を示す。

 日産も20日、共同CEOに西川広人副会長を昇格させる人事を決め、ゴーン氏の負担軽減を図った。巨大連合の手綱を巧みに操りつつ、不正を繰り返す三菱自の企業風土を変革することができるのか。ゴーン氏の新たな挑戦が始まる。(会田聡)

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