【三菱自、新体制】益子氏の社長留任、ゴーン氏が再三説得 負のイメージ拭えず (2/2ページ)

2016.10.20 21:57

会見後に握手を交わす、三菱自動車の会長に就任することが決まった日産自動車のカルロス・ゴーン社長(左)と三菱自動車の益子修社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)
会見後に握手を交わす、三菱自動車の会長に就任することが決まった日産自動車のカルロス・ゴーン社長(左)と三菱自動車の益子修社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)【拡大】

 ゴーン氏は、三菱自の会長に就くことで、日産とルノーのトップと3つの役職を兼務する。三菱自の会長だけに専念するわけにはいかず、信頼して三菱自の経営を任せられる右腕が欠かせなかった。そこで、平成22年に両社が軽自動車の共同開発で合意したときの交渉相手で「信頼できる」と認めあう益子氏に「私が強く要請した」という。

 益子氏の続投決定で、一連の不正問題で引責辞任したのは当時の相川哲郎社長と中尾龍吾副社長の2人だけとなった。4月の燃費データ不正問題の公表後、三菱自は益子氏主導で再発防止や意識改革に取り組んだのに、8月には燃費データの再測定で不正を重ねていたことも発覚している。

 益子氏も、社長に留任することについて「批判はあると思う」と述べ、リスクを認めた。(今井裕治)

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