タカタ支援企業の選定大詰め 月内にも2候補絞り込み (1/2ページ)

 欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題に揺れるタカタが経営再建を託すスポンサー候補の選定作業が大詰めを迎えている。25日にはリコール費用を肩代わりしている自動車メーカーを集めた説明会を米国で開催。各社の反応を見極めた上で候補を5陣営から2陣営に絞り込み、年内にスポンサーを含めた再建計画の策定を目指す。

 米ニューヨークで開く説明会には、トヨタ自動車やホンダ、独フォルクスワーゲン(VW)など国内外の取引先が参加する見通し。

 説明会では、9月中旬の入札に応札したスポンサー候補5陣営が提案内容を説明する。候補は、エアバッグのガス発生装置などを製造するダイセルと米投資ファンドのベインキャピタル連合、海外の自動車部品メーカー3社と別の米投資ファンド。説明会を踏まえタカタの経営再建策を検討する外部専門家委員会は、約6割の株式を保有する創業家に代わり経営再建を担うスポンサー候補を月内にも2陣営に絞り込んで、年内に最終決定する方針だ。

 タカタの外部委員会が、スポンサー企業の選定を急ぐのは、世界で1兆円以上に上る見込みのリコール費用が経営を圧迫しているため。タカタの平成28年3月期の連結最終損益は2期連続の赤字のうえ、28年6月末時点の自己資本は約1090億円、現預金は約460億円しかなく、財務基盤も盤石とはいえない。