
板紙の面積を小さくしたアサヒビールの軽量6缶パック。紙の使用量を10%程度削減できる【拡大】
アサヒビールは紙の使用量を削減した缶ビールをパックする際に使用する板紙「軽量6缶パック」を新たに開発し、10月中旬から北海道工場(札幌市)と四国工場(愛媛県西条市)で採用する。2018年をめどに同社の全8工場に広げ、二酸化炭素(CO2)排出量を年間で約5000トン減らす計画だ。紙の使用量を減らした包装資材を採用することで、環境負荷の低減につなげる狙いだ。
顧客利便性も向上
開発したのは6缶全ての底を一本一本保持できる形状にした板紙。従来はパックの上下、四隅の計8カ所で全体を固定していた。新しい板紙は一本一本を固定するため安定性が増し、板紙の面積を縮小できる。350ミリリットル缶用のパックでは従来比で約10%、約4グラムの紙の使用量を削減できるという。
対象となる商品は同社のビール類の全ブランドの350ミリリットル缶、500ミリリットル缶、250ミリリットル缶と、ノンアルコールビールの350ミリリットル缶、500ミリリットル缶。まずは10月中旬から北海道工場、四国工場で採用した後、福島工場(福島県本宮市)、茨城工場(茨城県守谷市)、神奈川工場(神奈川県南足柄市)、名古屋工場(名古屋市)、吹田工場(大阪府吹田市)、博多工場(福岡市)にも順次広げていく方針だ。
また、今回開発した「軽量6缶パック」は、従来は右側からのみ開封できた仕様を、両側から開けられるようにした。両方向から開封できる仕様にしたのは業界では初めてという。環境負荷低減と同時に、顧客の利便性も向上させる。