
掘削が始まった、リニア中央新幹線南アルプストンネルの非常口として使う斜坑=28日午後、山梨県早川町【拡大】
難工事に加え、掘削で問題となるのが、ダンプカーが激しく行き来する町内の交通安全と、大量に発生する土砂だ。
山梨工区からは総計で231万立方メートルが排出される見込み。塩島地区の置き場は、約3万立方メートルの容量しかなく、発生量の2%に満たない水準だ。このほかの置き場は未定で、同社は山梨県と調整を急いでいる。
このほか、同県が進める早川芦安連絡道路の建設に約160万立方メートル、甲府市のリニア新駅周辺の基盤整備に約45万立方メートルの発生土を活用する方向で、調整している。
JR東海山梨工事事務所の加藤覚所長は、「着手できた喜びの一方で、身が引き締まる思いだ。安全確認を徹底し、地域との連携を図りながら進めていく」と意気込みを語った。