
国内女子ゴルフツアーのシード権争いで“当確”し、来季の出場資格を決めた比嘉真美子=10月30日、埼玉県飯能市の武蔵丘GC【拡大】
◆残りは実質2試合
先週の三菱電機、ボーダーライン上でランクアップしたのは比嘉の他、服部真夕(50位から47位へ)が“当確”。しかし賞金2000万円未満の“危険ゾーン”にいた46位茂木宏美、47位香妻琴乃、48位金田久美子、49位藤田光里、51位藤本麻子と全員予選落ちで加算賞金ゼロだった。昨季、フジサンケイで初優勝した藤田光里は“圏外”(51位)にはみ出した。ビジュアル系で人気も高いが、容赦はない。結果が全てである。
ツアーも大詰め。残りは4試合だが、今週のTOTOジャパン(4日開幕)、最終戦のツアー選手権(24日開幕)は賞金上位など出場選手が限られる。“ボーダーたち”に残されたのは伊藤園(11日開幕)、大王製紙エリエール(17日開幕)のたった2試合しかない。
「生活を懸けた戦い。きっと火花が散りますよ」とは日本女子プロゴルフ協会・樋口久子相談役。人間の闘争本能が見え隠れする女の戦い。ある意味、賞金女王争いより面白い!?(産経新聞特別記者・清水満)