経団連の榊原定征会長は15日に開催した幹事会で、過重労働防止徹底を会員企業に要請した。電通の新入社員の過労自殺が労働基準法違反事件に発展しつつあることを受け、急きょ要請を文書で行った。
要請では、経営トップが長時間労働の撲滅に向けた社内の意識改革で、リーダーシップをとって、働き方、休み方改革を進めることや、労働時間の適正な把握など労働法令が順守されているかの点検を求めた。
経団連は、多くの業界団体と共同で、今年を「働き方・休み方改革集中取り組み年」として、年次有給休暇の取得促進に向けた活動に取り組んでいる。
榊原氏は7日の会見で、電通問題について「新入社員が長時間労働で過労自殺したことは極めて残念で、絶対に起こしてはいけない。電通の経営陣には、確実な是正を願いたい」と、改善を求めていた。