九州新幹線長崎ルート(武雄温泉-長崎)に導入する軌間可変車両(フリーゲージトレイン)の開発をめぐり、国土交通省は18日、車両製造と保守のコストが想定の2.5~3倍に膨らむ可能性があることを明らかにした。2014年11月に始めた耐久走行試験で不具合が見つかり、対策として車軸を定期交換する必要が生じたため。JR九州などは、同年12月に中断した試作車両の実走行試験を来月再開し、詳細な対策とコスト削減策を来夏までに検討する。在来線と新幹線を乗り継ぐリレー方式による22年度の暫定開業と、25年度の全面開業に関し、同省は変更しないとしてる。