MRJ2機目が米国到着 国産初のジェット旅客機

 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験4号機が18日(日本時間19日)、米国での飛行試験の拠点とする西部ワシントン州の空港に到着した。現地に渡ったのは2機目。開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は、最終的に現地での試験を4機態勢にする方針だ。

 三菱航空機によると、4号機は現地時間の18日午後1時45分ごろ、ワシントン州のグラントカウンティ国際空港に着陸した。日本時間の15日に愛知県営名古屋空港を飛び立ち、グアム島やマーシャル諸島、米ハワイ州などを経由。計約1万4千キロを飛行した。

 同空港は複数の滑走路を備え、使える空域も広いため効率的な試験ができる。既に1号機が現地で飛行しており、4号機も準備を進める。