税一本化で各社ビール回帰 新製品などてこ入れ 需要減に懸念 (2/2ページ)

ビール類の酒税一本化は業界に大きな影響を与えそうだ
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 政府・与党の税制改正では、酒税を2026年度までに一本化する方向で議論されている。だが、原料など製造コストにも差があるため、「店頭価格は一本化されない」(アサヒの小路社長)公算が大きく、ビールの値段が高い状況は残りそうだ。

 また、プリン体や糖質を抑えた機能性の高い発泡酒や第3のビールはファンが多く、価格差が縮まってもビールに消費者が流れるとはかぎらない。業界では「買い求めやすい商品の税率が上がることに危機感がある」(サッポロビールの尾賀真城社長)などと、ビール類全体へのマイナス影響を危惧する声も多い。