
ファミリーマート晴海センタービル店のイートインで飲食する利用者=2日、東京都中央区【拡大】
もっとも、イートインの拡大に力を入れるファミマの戦略が奏功し、売り上げ増につながれば、セブン-イレブンやローソンも対抗して設置拡大に本腰を入れるとみられる。最近ではスーパーや百貨店も相次いで設置しており、各社のイートイン攻勢は、外食市場の顧客基盤に地殻変動をもたらす可能性がある。
コンビニやスーパーからの侵食に対し、外食業界は品質が高く、特長ある商品で差別化を図れるのか。イートイン拡大の潮流が新たな競争を呼びそうだ。(黄金崎元)
■コンビニ各社のイートインの設置状況
(全店舗数/設置店舗数)
・セブン-イレブン
1万9166(11月末現在)/約2000
・ファミリーマート・サークルKサンクス
1万8211(10月末現在)/約4000
・ローソン
1万2395(2月末現在)/非公表
・ミニストップ
2242(10月末現在)/全店舗