6日の東京株式市場でシャープの株価が大幅続伸し、一時、前日終値比24円(12.5%)高の216円まで上昇した。200円台をつけるのは2015年5月以来、約1年7月ぶり。広島工場(広島県東広島市)の再編方針など、業績回復に向けた取り組みが評価され、買い注文が集まった。終値は16円(8.3%)高の208円だった。
業績不振で一時的に債務超過に陥り、8月に東京証券取引所1部から2部に降格したが、戴正呉社長は18年中の1部復帰を目指すと表明している。
ベテラン証券アナリストは「1部に早く戻る意志は評価できるが、株価が持続的に上がるには、まず17年3月期の営業黒字化を達成しなければならない」と話した。