電通、社員手帳から「鬼十則」の削除を発表 過重労働の一因と批判受け

東京都港区の電通の東京本社
東京都港区の電通の東京本社【拡大】

  • 家宅捜索し、電通本社を出る東京労働局の労働基準監督官ら=11月7日、東京都港区

 電通は9日、仕事の心構えを示した「鬼十則」を社員手帳から削除すると正式に発表した。「取り組んだら放すな、殺されても放すな」などの言葉が並んでおり、女性新入社員の過労自殺を受け批判が高まっていた。

 電通によると、鬼十則は4代社長吉田秀雄氏が1951年に自らの心がけを明文化したのが始まりで、徐々に社内に広まったという。吉田氏は「中興の祖」とされ、社内で大きな影響力を持っていた。

 電通は、管理職の考課に部下の評価を取り入れる「360度評価」を2017年1月から導入することも公表した。ワークライフバランスの改善に向け、すべての局で有給休暇取得率50%以上を目指す。

 電通からの発注で製作会社の社員に長時間労働が発生しないよう、協力会社と協議して新たな発注ルールを策定する方針も明らかにした。

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