ソフトは内蔵の30タイトルしか遊べないが、5980円(税抜き)と手軽な価格も人気となった。原則予約販売にもかかわらず、発売当日の家電量販店には多くの客が商品を求めて来店するなど、幅広い世代のゲーム需要喚起につながった。任天堂は「準備が整い次第、順次出荷する」というが、大手家電量販店でも入荷未定のため予約は受け付けていないのが現状だ。
また、主力の据え置き型ゲーム機「WiiU」も、9月末までの販売台数は大ヒットしたWiiの1億163万台に対し、約8分の1の1336万台と販売不振が業績の足を引っぱってきたが、生産終了で希少価値が上昇。希望小売価格3万2400円(税込み)のWiiUプレミアムセット(白)がネット販売市場ではさらに高値となったり、すでに生産を終了したモデルが10万円以上に急騰したものもある。
ヨドバシカメラは「現在抱える在庫分で販売終了となる見込み」、ビックカメラも「最終入荷があったばかりで、限られたモデルしかない」という。
任天堂は来年3月の「ニンテンドースイッチ」発売だけでなく、今月15日には初の本格スマートフォン用アプリの配信など、将来を占う大型イベントを控える。そうした中で“過ぎ去りし”機種に再び脚光が当たるという事態について、エース経済研究所の安田秀樹アナリストは「ともに任天堂に関心を引きつけたという意味では効果的だったのではないか」と分析する。