日生、アフリカ開発銀の機関債を100億円引き受け 生保の運用多様化へ

 日本生命保険が、アフリカ開発銀行(AfDB)発行の機関債を約100億円で引き受けたことが13日、分かった。傘下の三井生命保険もAfDB発行の環境債(グリーンボンド)に40億円を投資した。

 両社は環境保全や社会貢献につながる「ESG投資」を加速し、運用の多角化に取り組むことで、超低金利環境を乗り切りたい考えだ。

 日本生命が引き受けたのは、アフリカ地域の生活の質の向上を目的に発行された「テーマ型債券」と呼ばれる10年債で、利回りは2.5%程度。機関投資家向けに発行される第1号案件だ。資金は現地の飲料水確保や公衆衛生のためのプロジェクトに使われる見通しだ。

 三井はAfDBによる初めての豪ドル建て環境債を引き受けた。期間は15年で利回りは3.6%超。温室効果ガス排出削減の技術開発支援や、森林再生プロジェクトへの活用が想定されている。

 三井は11月に世界銀行の豪ドル建て15年債を100億円で引き受け、ESG投資に本格参入したばかり。今年度中に国債機関債を中心に、追加で50億円程度の上積みを図ることを検討している。