公正取引委員会は19日、石油元売り2位の出光興産が、英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルから5位の昭和シェル石油の株式を取得することを承認したと発表した。出光と昭和シェルは合併を目指すが、出光の創業家が反対しており、合併時期のめどは立っていない。公取委は、最大手のJXホールディングス(HD)と3位の東燃ゼネラル石油の経営統合も認めた。
出光は公取委の承認を受け、ロイヤル・ダッチ・シェルから31・3%の昭シェル株を取得した。今後、創業家の説得に成功し、臨時株主総会で了承を得られれば、公取委に改めて昭シェルとの合併審査を申請する。
JXと東燃は、来年4月に統合新会社の「JXTGホールディングス」を発足させる。
再編が加速しているのは、ガソリンなど国内の石油製品の需要が縮小しているためで、公取委が独禁法に基づきそれぞれの案件を審査していた。