
VRと装置の組み合わせでジャグリングを再現した「THEJUGGLINGM@STER」【拡大】
横長のデバイスをマグネットで取り付けたVRヘッドマウントディスプレイを装着し、再生されるコンテンツを見ていると、鼻のあたりに微風とともにフライドチキンや銃砲の火薬、そして女の子の髪から漂う香りが漂ってくる。装置の中にセットされている匂いが染みこませてあるシートで、無線によってコンテンツの場面と連動する形で、それぞれにピッタリの匂いを外に漂わせる。
ザーズはもともと匂いのマーケティングを展開している会社で、店舗などに相応しい匂いを噴出して漂わせ、販促に繋げるビジネスを展開して来た。こうしたノウハウとIoT(もののインターネット)やVRの技術を組み合わせて実現させた「ZaaZ VR」。ゲームとセットで販売したり、VRを使った店頭プロモーションで匂いを組み合わせたりする展開を探っていくという。
アスキー・メディアワークスの展示会には、VRやARのデータ表示に役立ちそうな新技術も登場していた。QDレーザ(川崎市川崎区)が提供している「網膜走査型レーザーアイウェア RETISSA」は、フレームの中にレーザによって網膜に映像を直接投影する装置が組み込まれていて、裸眼でもくっきりとピントが合った映像が見える。小さい画像だが、隅に表示された小さな文字でも読めてしまう。