日本航空、古着からバイオジェット燃料開発へ ベンチャーと組み「服10トンで燃料1トン」 (2/2ページ)

古着を原料とした燃料で走る「デロリアン」。日本環境設計とGEIは古着からのジェット燃料生成に挑む=2015年10月、東京都港区
古着を原料とした燃料で走る「デロリアン」。日本環境設計とGEIは古着からのジェット燃料生成に挑む=2015年10月、東京都港区【拡大】

  • 日本環境設計が大型店や衣料品店などの店頭に設置している古着の回収箱

 日本環境設計は昨年、日本航空などの協力を得て、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場するスーパーカー型のタイムマシン「デロリアン」に、古着で生成した燃料を投入して走らせた実績を持つ。

 現在、北九州市若松区の響灘臨海工業団地に新たなリサイクル拠点の建設を進めており、17年夏にも稼働する予定だ。

 航空機向けのバイオ燃料では、東京大学発バイオベンチャーであるユーグレナが全日空と共同で、ミドリムシを使ったバイオジェット燃料の開発に取り組んでいる。18年には横浜市鶴見区に実証用のプラントを建設し、20年の実用化を目指している。