
来日して記者会見するアップル創業者スティーブ・ジョブズ氏=2003年11月【拡大】
アップルカーを早く見たい…。待ちきれないファンらはなんとデザインコンテストまで実施。クラウドソーシングサイトの「フリーランサー」で、優勝者は1万5千ドルもの賞金をゲット。車体フォルムはまるでアップルTVのように滑らかで、前後のガラスは超高解像度のLEDスクリーンになっている。本人いわく「アップルの伝統に基づいたデザイン」だとか。
ジョブズ氏は一度は追われたアップルに復帰し、見事に業績を回復させたが、病で急逝した。そのジョブズ氏が最後に手がけたかった夢のプロジェクトが「アップルカー」ないしは「iCar」だったと、親友は語っている。
iPhoneやiPadなど革新的商品を次々と送り出してきたアップルだが、最近は勢いに陰りも。腕時計型端末のアップルウオッチも今ひとつぱっとしない。「さすがアップル」と世間をあっと言わせる奥の手が自動車開発なのだろうか。(柿内公輔)