課題は本の閲覧方法だ。コントローラーを操作して行う手法のほか、手を空中で動かし、本を棚から取りだしてページをめくる一連の行為を疑似体験できる技術の開発も検討。気に入った本があればインターネットなどを通じて注文・購入できるようにする。
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■出版不況が背景 新たなサービス目指す
「VR書店」の企画・開発構想の背景にあるのは、全国で相次ぐ書店の閉店だ。出版業界関係者によると、書店が一軒もない地方の市町村は増加傾向にあるという。過疎化に加え、出版不況や電子書店の台頭なども要因とみられる。
チームエスの高嶋晃社長は、シャープで大きなモニターが付いたビデオカメラ「液晶ビューカム」などの商品企画に携わり、2000年に退社後は、電子書籍配信大手イーブックイニシアティブジャパンを共同創業した。