
NTTドコモが昨年11月に最新機種として発売したパナソニック製のガラケー「P-smartケータイP-01J」。見た目は従来と変わらないが、機能は大幅に進化している【拡大】
NTTドコモが昨年10月に発売した「AQUOS ケータイ SH-01J」(シャープ製)も、相手の音声を聞きやすくした「でかレシーバー」や高画素カメラを採用。KDDI(au)が昨年7月に発売した「かんたんケータイ KYF32」(京セラ製)は、ボタンや画面を大きく見やすくするなどし、高齢者の使い勝手を一段と良くした。
市場に再び逆風?
ガラケーの利用者の多くはビジネスマンやシニア層で、それらの底堅い需要に支えられている。見た目を変えない地味な進化に徹するのも「使い続けてもらうことが重要」(パナソニックの担当者)なためだ。
スマホ利用者の増加でガラケーの販売台数は減少が続いていたが、ここ数年はスマホの買い替え需要が一巡したことから、ほぼ横ばいで推移している。平成27年度のガラケーの国内出荷台数は742万台で、パソコン(711万台)や薄型テレビ(490万台)などを上回る規模を維持し、スマホとの「2台持ち」を含めて5千万人を超える利用者を抱えている。
ただ、そんなガラケー市場にも再び逆風が吹き荒れようとしている。格安スマホが台頭してきたからだ。ガラケーの月額の平均利用料金はスマホの半分、3千円程度とされるが、格安スマホも端末と通信料金の合計で月額3千円程度となっている。