「厳冬」のシリコンバレー トランプ政権で寒風吹きつけ ブレーンから排除 (1/4ページ)

 トランプ米次期大統領の就任を控え、IT業界の総本山のシリコンバレーが「厳冬」を迎えている。トランプ氏を支える経済ブレーンから、IT企業はほぼシャットアウト。ネットの誤情報が大統領選に影響したとしてフェイスブックが批判を浴びるなど、踏んだり蹴ったりだ。

 「ある程度予想はしていたが、ここまで露骨にやってくるとは…。大統領に当選したら、『われわれ』にも握手を求めてくると思っていたんだが」

 あるグーグル関係者が苦笑まじりにため息をついたのは、トランプ氏が2日に発表した「戦略政策フォーラム」の創設だ。

 経済政策や雇用創出策について協議し、トランプ次期大統領に助言するのが仕事で、いわば財界ブレーンのような組織といえるが、注目を集めたのがその名簿リスト。ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)、ボーイングのジム・マクナーニ元CEOなど名だたる大企業の経営者に加え、米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOなど金融トップがずらりと名を連ねた。トランプ氏の大企業や金融界を重視する姿勢がにじみ出た顔ぶれといえよう。

 その一方で、西海岸のIT企業のトップは皆無。IT系ではIBMのバージニア・ロメッティCEOが目につくくらいだ。

「我が世の春」が一変、渦巻く不安