
3億円の赤字をつくった「ナポリタン味」【拡大】
なぜ「ナポリタン味」は失敗したのか
そのフレーバーは「ナポリタン味」である。
コンポタ味とシチュー味の大成功によって売り上げを大きく伸ばした萩原さん。ネット上で「次回はどんな“面白い商品”がくるのか」と議論が起こり、多くのユーザーが予想を始めた。
それを知った萩原さんは「次の新商品をユーザーに読まれたくない。“誰も予想できないようなモノ”を企画しよう」と意気込み、ナポリタン味を企画したのだ。しかし、結果は大失敗。面白がって購入するユーザーが一定数いたものの、再度購入したリピーターはほぼゼロだったという。結局、3億円の赤字となってしまったのだ。
「原因は明白で、ネタ(話題性)に走り過ぎた結果、“マズすぎる”商品にでき上がってしまったからです。アイスとしての親和性は全くありません。私自身も、おいしいとは思えませんでした」
味よりも話題性にこだわった理由について萩原さんは「コンポタ味やシチュー味のヒットによる前年の“異常な売り上げ”を超えなければならないというプレッシャーがあった」と説明する。