エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題に揺れるタカタが10日発表した平成28年4~12月期連結決算は、最終損益が671億円の赤字(前年同期は25億円の黒字)となった。米司法省との間で支払いに合意した和解金などリコール関連費用計1075億円を特別損失として計上するため。
売上高は前年同期比9・5%減の4916億円、本業のもうけを示す営業利益は1・7%増の327億円だった。
29年3月期の業績予想も見直し、最終損益を、昨年11月時点の予想(200億円の黒字)から840億円悪化し、640億円の赤字に下方修正した。