
JR東海の新チケットサービス「スマートEX」のロゴマーク【拡大】
JR東海は23日、交通系ICカードで東海道・山陽新幹線に乗車できる新しいチケットレスサービス「スマートEX」を9月末に導入すると発表した。既存サービスの「エクスプレス予約(EX予約)」と異なり割引額は小さくするが、年会費が無料で交通系ICカードが使えるなどの手軽さが売り物。
既存のEX予約は、JR東海の指定クレジットカードを作り、カード会費を兼ねた年会費1080円が必要。「出張などが多いヘビーユーザーでなければ割高」との声が出ていた。
サービス開始日や乗車料金、手続きなど具体的な内容は9月までに決めて発表する。
同社はチケットレス化の拡大で駅窓口の混雑緩和を図るほか、クレカの利用ポイントを貯めやすくし、航空便とシェアを争う武器の一つにしたい考えだ。
新サービスで使えるのはJR東海のTOICA(トイカ)やSuica(スイカ)など10種類の交通系ICカード。スマートフォンなどでICカードとクレカを登録すれば、指定席をネット上で予約・変更できる。駅改札口でICカードをタッチして乗り降りする。