住友生命、営業の成果給を最大6%引き上げ 日生も労組と水準交渉

 住友生命保険が2017年春闘で、営業職員の成果給を最大6%引き上げることで労働組合側と大筋合意したことが24日、分かった。日本生命保険も同日、成果給の引き上げを労組に提示した。低金利など厳しい事業環境が続く中、保険販売の最前線を担う職員の処遇を改善し、営業力の底上げを図る。いずれも営業職員の賃上げは4年連続。

 住友生命は入社3年目以降の成績が優秀な営業職員について、成果給を1~6%程度引き上げる。入社2年目までについても、賃金を一部引き上げる。この結果、営業職員全体では平均で約1%の賃上げが実現する方向だ。

 日本生命は今後の労使交渉で、具体的な引き上げ水準を詰める。同社は社員の仕事と家庭の両立の支援にも力を入れる。今年1月には、介護特別勤務制度と介護休暇制度を拡充。4月以降は社員向けに保育所の利用枠を確保する。

 大手生保では、人材確保が課題となっている営業職員の処遇を改善する動きが相次いでいる。明治安田生命保険は初任給を最大3万円程度引き上げるほか、営業活動が良好な場合は年収を最大10%程度引き上げる方向で、労組と交渉中だ。一方、第一生命保険は営業職員の賃金を据え置くことで、労組側と妥結した。昨年、初任給と成果給を引き上げたことを踏まえた。