
スズキが約5年ぶりに全面改良した新型「ワゴンR」=1日、東京都渋谷区(菊本和人撮影)【拡大】
さらにスズキは、14年8月に部分改良したワゴンRに「Sエネチャージ」と呼ばれる新技術を採用。燃費は最初の改良で32.4キロになり、15年8月の改良時には33.0キロまで向上させた。スズキのSエネチャージ技術は、減速時のエネルギーを利用して発電した電気をバッテリーにまず充電する仕組み。その上でガソリンをたくさん必要とする加速時にモーターでエンジンをアシストすることで燃費の改善につなげている。
強気の目標で巻き返し
ただ、スズキはその現状に妥協することなく、改善に取り組み続け、今年のワゴンRの全面改良ではマイルドHV技術を採用し燃費をさらに0.4キロ高めることに成功した。スズキの軽販売は、15年の軽自動車税の増税以降、落ち込んでいるが、スズキの鈴木俊宏社長は「最新のマイルドHVなどを搭載した新型ワゴンRは大変重要な車種で、大きな期待をしている」と強調。月間販売目標は1万6000台と強気の計画を示しており、低燃費などをてこに巻き返しを目指している。